23歳から8年かけた税理士試験合格への道【後編】法人税・相続税の突破口と学校選びの重要性

税理士試験

簿記、財務諸表論、消費税を一気に合格した後、4年目で初めての挫折を味わいました。不合格のショックをバネにして難関の法人税と相続税に挑戦しました。

5年目 法人税法

4年目に初めて不合格になったショックもあり、異常なほど勉強していました。会社の昼休みも、遊びに行くときや同期の結婚式の移動中でさえも理論マスターで暗記していました。周りの同期は少し引いていたと思います。

トム
トム

特別な勉強をしていたわけではなく、とにかくひたすら勉強していました。

私は通信講座だったため孤独を感じながら勉強していましたが、5月の直前期が始まる前(ゴールデンウイークの辺り)にTACの通信講座受講生のためのセミナーが開催されたので参加しました。合格者の体験談を聞いたり、通信講座講師とのディスカッションがありました。普段、講師や受験生との関わりがなかったため、このような機会は貴重でした。

法人税はボリュームが大きく、1年での合格は難しいと思っていました。ですが、受験後の予想点数は合格ラインを大きく超えていました。そして、実際に合格することができました。官報合格に王手がかかりました。

6年目 相続税法

法人税受験後の9月、法人税の合格を確信し、来年の受験科目を考えました。早く5科目合格したければミニ税法を取る選択肢もありました。しかし、転職はまだ考えていなかったため、急いで5科目とる必要はありませんでした。それよりも、転職した時に必要となる知識を取得した方がよいと思いました。所得税は法人税と同様に所得に対する税金なので、資産に対する税金を勉強した方がよいと思い、相続税を勉強することにしました。

これまでと違い、相続税は勉強は難しかったです。これまで勉強してきた会計の知識を使うことがなく、また、相続が身近なものではなかったため、イメージが全くわきませんでした。直前期になっても、答練で合格点を取ることができませんでした。

結果として、受験後の予想点数は合格ラインに達しませんでした。ここまで勉強してきたので、来年も相続税を勉強することにしました。

7年目 相続税法

昨年は答練をこなすのに精一杯だったため、改めて基礎から知識を習得し直しました。直前期の答練では常に合格点を取り、TACの直前模試でもS判定でした。受験後の予想点数は、合格ラインを超えていました。これで今年は合格できると思っていました

しかし...ふたを開けたら不合格でした。不合格だった理由を自分なりに分析しました。

  • 講義で「覚えなくてよい」と言われていた条文(Cランクにもなってない)が本試験でそのまま問われた。
  • 非上場株式の計算式が改正された年で、講義では改正後の計算式で計算しろと言われていたが、正解は改正前の計算式だった。
  • TACの解答速報では合格ラインに達していたが、大原とLECの解答速報では合格ラインには達していなかった。
  • 大原の直前模試を受験したとき、合格C判定だった。TACは計算問題に2点ずつ配点していたが、大原は細かい計算過程まで1点ずつ配点していた。大原の配点の方が本試験の配点に合っていた?
  • インターネットの掲示板を見たところ、大原受講生は合格ラインを超えている投稿が多くあったが、TAC受講生で合格ラインを超えているという投稿がほとんどなかった。

講師から言われたことはすべてやり、これ以上勉強することはないくらいに勉強していましたが、不合格となりました。これ以上TACで勉強しても合格する気がしなかったため、大原に切り替えて来年も相続税に挑戦することにしました

8年目 相続税法

学校を大原に切り替えて正解でした。以前は詳しく教えてもらえなかった部分も細かく教えてくれました。

  • 大原では細かい計算過程まで書き方が決まっていた。
  • 直前期が始まる前に難関な土地の評価を講義で解説してくれた。

今年を最後の受験にしようと、完璧に仕上げて本試験に臨みました。本試験の直前には、3泊4日の勉強合宿を実施しました。朝9時から夜9時まで開いている図書館を利用し、毎日10時間以上勉強しました。その図書館は自宅から遠かったため、図書館近くの民宿に泊まりました。

受験後の予想点数は、合格確実ラインを超えていました。そして12月中旬、官報に自分の名前が載りました

8年間を振り返って

8年かけて税理士試験に合格できました。合格が決まったときは、感動よりも安堵の方が大きかったです。仕事以外の時間はすべて税理士試験のことを考えていましたし、勉強のために犠牲にしたものも多かったです。
受験中は何者かに追われる恐ろしい夢を見ることが多かったのですが、合格してからは全く見ることがなくなりました。

何よりも仕事を犠牲にせずに合格できたことが一番嬉しかったです。仕事を言い訳にして税理士試験を疎かにしたくなかったですし、逆に税理士試験を言い訳にして仕事を疎かにしたくもありませんでした。それを達成できたことが一番良かったです。

8年間勉強してきて感じた、税理士試験で重要なことは以下のことだと感じました。

  • 継続の力:頭の良さは関係ない。とにかく勉強を継続した人が勝つ世界。
  • 環境作り:勉強に専念するための断捨離
    ※勉強に関係ないもの(テレビ等)はすべて処分しました。
  • マインド:辛いときこそ「ここが分かれ目」と自分を奮い立たせる
  • 仕事との両立:「仕事を言い訳にしない、勉強を仕事の言い訳にしない」という意識

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

年数受験科目合否勉強時間勉強方法
5年目法人税法合格800時間通信講座(TAC)
6年目相続税法不合格570時間通信講座(TAC)
7年目相続税法不合格480時間通信講座(TAC)
8年目相続税法合格360時間通信講座(大原)

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