働きながら税理士試験は合格できる?夜10時まで残業していた元SEが伝える「時間捻出術」

税理士試験

「税理士試験に挑戦したいけれど、今の仕事を続けながら合格できるだろうか?」 「やはり一度仕事を辞めて、試験に専念すべきだろうか?」

受験生なら誰もが一度は直面する悩みです。私自身、IT企業のSEとして働きながら、8年かけて5科目合格(官報合格)を果たしました。

当時の私の勤務状況は、朝9時に出社し、夜10時まで残業するのが当たり前の激務。それでも、「環境の整え方」と「時間の使い方の工夫」次第で、働きながらの合格は十分に可能です。

今回は、私が実践した「働きながら合格するための戦略」を具体的に公開します。

1. 毎年1科目ずつ。長期戦を見据えた「無理のない戦略」

社会人受験生が最も大切にすべきは「継続の力」です。私は8年という歳月をかけましたが、毎年1科目ずつ着実に合格を積み上げるスタイルを取りました。

「会社を辞めて専念した方が早いのでは?」と考える人もいるでしょう。しかし、1科目ずつの受験であれば、働きながらでも時間を有効活用することで十分に合格圏内に入れます。むしろ、仕事があることで良い意味での緊張感が生まれ、限られた時間を集中して使うことができました。

2. 激務の中でも「勉強時間」を生み出したマインドセット

私のSE時代は、平日夜10時まで残業があるハードな生活でした。しかし、「仕事を言い訳にしない、勉強を仕事の言い訳にしない」という意識を常に持っていました。

  • 平日(1〜2時間): 帰宅後に講義の受講やミニテストの復習。疲れていても「毎日1時間は必ず机に向かう」ことを習慣化しました。
  • 休日(4〜8時間): 図書館へ行き、平日の復習や条文暗記、総合問題に集中。
  • オンとオフの切り替え: 直前期は土日とも勉強に捧げましたが、それ以外の時期は土日のどちらかを休日にしてリフレッシュし、モチベーションを維持していました。

3. 「通信講座」をフル活用して隙間時間を削り出す

近くに専門学校がなかったため、私はTACや大原の通信講座を利用しました。通学時間という「移動のロス」をゼロにできるのは、社会人にとって最大のメリットです。

  • 倍速受講で効率アップ: 講義を1.2倍速や1.5倍速で受講し、浮いた時間を演習に充てました。
  • 繰り返しの復習: 分からなかった論点は、納得いくまで繰り返し映像を確認しました。

4. 勉強の「場所」と「住まい」を戦略的に選ぶ

自宅では集中が続かない私は、市内の図書館を徹底的にリサーチし、最も使い勝手の良い勉強スペースを確保しました。かつては、社労士合格を目指す先輩と図書館で切磋琢磨したことも、継続の支えになりました。

さらに、「住む場所」も試験優先で決める徹底ぶりでした。会社の寮を出る際、職場と図書館のどちらにも自転車で10分以内で行ける場所を選びました。この「小さな時間の節約」が、数年にわたる受験生活では大きなアドバンテージとなりました。

5. 合格のために捨てたもの、変えたもの

勉強時間を確保するために、私は「断捨離」を実行しました。

  • テレビは置かない: ついつい観てしまうテレビは部屋に置きませんでした(そもそも買いませんでした)。その代わり、無理なく勉強を続けられるよう「ラジオ」をBGMにしていました。
  • 独身時代の時間を投資する: 当時は独身だったため、自分のためだけに100%時間を使えたことも幸いしました。

まとめ:働きながらの合格は「環境作り」から始まる

税理士試験は頭の良さではなく、どれだけ継続できたかの勝負です。

  • 学習環境を自宅外に作る(図書館など)
  • 物理的な誘惑(テレビなど)を断つ
  • 移動や住まいの時間を徹底的に削る

こうした「環境作り」さえ整えば、どんなに忙しい社会人でも合格への道は見えてきます。一度に多くを望まず、まずは一歩、目の前の1科目から始めてみませんか?

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