【官報合格者が伝授】エクセルで作る学習記録術|税理士試験を突破したPDCA管理のすべて

税理士試験


「今の勉強時間で本当に合格できるのだろうか?」 「暗記したはずの理論を、いつの間にか忘れてしまう……」

そんな不安を抱えていませんか?税理士試験は数千時間の勉強を要する長期戦です。闇雲に突き進むのではなく、「自分の現在地を可視化すること」が合格への最短ルートになります。

私は23歳から30歳までの8年間、SEとして働きながら受験を続け、最終的に官報合格を果たしました。その合格を支えた大きな武器の一つが、消費税法の受験時から始めた「エクセルによる学習記録」です。

今回は、私が実際に付けていた記録の内容と、それによって得られた効果を詳しくご紹介します。

1. なぜ「記録」を付けると合格率が上がるのか?

私が学習記録を付け始めたきっかけは、初めての税法科目(消費税法)への挑戦でした。膨大な学習範囲を前に、「最低限必要な勉強量を確保できているか」を確認する必要があったのです。

実際に記録を付けてみて実感したメリットは4つあります。

  • モチベーションの維持: 頑張った分だけ加算される勉強時間は、大きな自信になります。逆にサボると記録が途切れるため、「今日もやらなきゃ」という適度な焦りを生んでくれます。
  • 「忘却」のコントロール: 理論の暗記日を記録することで、数週間触れていない論点を一目で把握し、忘れる前に復習できます。
  • 弱点の可視化: 演習の得点と間違いリストを記録することで、自分がどこで躓きやすいのかが明確になります。
  • 現在地の把握: 自分がどこまで勉強し、何が足りていないかを客観的に分析できます。

2. 元SEが実践!エクセルで管理すべき「4つの重要項目」

私は毎日の勉強後、エクセルに以下の4項目を入力していました。

① 勉強時間(理論と計算の内訳)

日ごとの勉強時間を記録します。ポイントは、「机に向かって勉強した時間のみ」をカウントすることです。移動などのスキマ時間は記録の手間を省くため、あえて含めませんでした。 また、復習の際は「理論」と「計算」に分けて記録し、バランスが偏っていないかを確認しました。

(注)1行目のD列に勉強時間の合計、E列に勉強時間のうちの「理論」の復習時間の合計、F列は勉強時間のうちの「計算」の復習時間の合計を表示しています。
② 理論暗記日

「どの理論をいつ覚えたか」を記録します。自主的に暗記したものを対象とし、前回の暗記から期間が空きすぎている論点を優先的に復習する「回転表」として活用していました。

③ 演習問題の得点

解いた日付と得点を記録します。「合格ラインに達するまで解き直す」ことをルール化し、その進捗を管理しました。

④ 間違いリスト(本試験の直前対策)

演習問題で間違えた論点を記録します。特に計算問題でのミスは、後で見直せるようリスト化しておきます。 私は試験直前、このリストの中から特に重要なものを「間違いシート」としてまとめ、本試験会場に持参する最終兵器に仕上げました

3. 挫折しないための「運用ルール」

記録を付けること自体が目的になってしまい、肝心の勉強時間が減っては本末転倒です。効率を重視した結果、以下の2点を心がけていました。

  • 見た目にこだわらない: 自分が後で見返して分かれば十分です。体裁を整えることに時間を使わないようにしました。
  • 自分に合った項目を足し引きする: 記録内容は人それぞれです。私の方法をベースに、自分が必要だと思うものだけを記録してください。

4. 最後に:記録は「未来の自分への応援歌」になる

8年間にわたる受験生活の中で、何度も心が折れそうになりました。そんな時、積み上げられた勉強時間の数字や、ボロボロになるまで解き直した演習の記録は、「これだけやったんだから大丈夫」という何よりの励ましになりました。

もし今、勉強の進め方に迷っているなら、まずは今日の勉強時間をメモするところから始めてみませんか?その一歩が、官報合格への大きな一歩になるはずです。

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